ピアノの歴史について

ピアノの歴史について

ピアノは万人に愛される有名な楽器ですが、音楽の授業などでは楽器の歴史まで習うことはまれかも知れません。
有名な作曲家については一般の学校でも習う機会は多いですね。
今回は、ピアノの歴史についてみていきましょう。

 

ピアノはイタリアのチェンバロ製作家のバルトロメオ・クリストフォリという人物によって、1709年頃に作られました。
この頃は、貴族が自分たちのために楽器を作らせるのが流行っていたようです。

 

バルトロメオ・クリストフォリは、フィレンツェにあるメディチ家に仕えていました。
ここの王子がチェンバロに改良を加えるように言いつけたことが、ピアノ誕生のきっかけになったようです。
チェンバロの最大の難点である音の強弱を解決するのが目的だったのです。

 

バルトロメオ・クリストフォリは、チェンバロにハンマーアクションを加えて、音に強弱が付けられるように改良したのです。
なので、ピアノの正式名称は「クラヴィ チェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」といいます。
この意味は、「強い音と弱い音が出るチェンバロ」です。
ピアノというのは「弱い」という意味の単語で、音楽を習ったことがある人なら知っているでしょう。
反対に「強い」という意味はフォルテですね。

 

長い名前が次第に省略されて、今では単にピアノと呼ぶようになったのです。

 

クリストフォリが作ったピアノは、ドイツのオルガン製作家のヨハン・アンドレアス・シュタインやゴットフリート・ジルバーマンに引き継がれて改良されるようになります。

 

その後、1789年に起こったフランス革命以前は貴族だけのものだったピアノは、一般人にも広がっていくようになります。
一般に普及するにつれて、コンサートホールで演奏するための大きな音量と幅広い音域が必要になったのです。

 

そういうわけで、フランスのピエール・エラールが連打が素早くできるようにグランドアクションを発明し、フェルト製のハンマーをハープが発明したのです。

 

そうして、ショパンやリストの時代には82鍵になり、ピアノで演奏できる音域が広がってきます。
リストはこの音域を駆使して作曲しました。

 

さらに19世紀になると、アクションや音域はもっと改良されて高性能になりました。
19世紀頃には鉄骨製のフレームも使用されるようになりました。
アップライトピアノが作られたのもこの頃です。

 

第一次世界大戦が終了した頃から、ヨーロッパのピアノメーカーなどにより、88鍵が音域のスタンダードとなりました。

 

明治33年(1900年)には、日本国内初のピアノがヤマハによって作られ、昭和3年(1928年)にはカワイのグランドピアノができ上がりました。

 

ピアノははじめから現在のような作りや形だったわけでなく、いろいろ研究され、改良を重ねていった結果でき上がったのです。